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第8話 王女様が布団に入ってきた

Penulis: みみっく
last update Terakhir Diperbarui: 2025-06-27 12:59:31

 暗い中だったが、わずかな月明かりに照らされた、ぶかぶかの服を着たエリーが見えた。片方の肩が出たその姿は、かなり扇情的だった。自分の大きな服を、こんなにも美しい少女が着ていることに、ユウは胸が高鳴るのを感じた。

 それに、服の下からはドロワーズという下着がはみ出して見えている。そのドロワーズには、小さなピンクのリボンが付いていて、それすらも可愛らしくて目に焼き付いた。

「はい。……では、一緒に寝かせてください」とエリーが言ってきた。

 エリーは恥ずかしそうに枕を抱え、ユウの布団に入ってきた。

 え!? 布団ごと移動してくるんじゃないのか……? まさか、同じ布団で寝るつもりなのか? ユウは平静を装い言った。

「隣に布団を持ってくればいいんじゃないか?」

 しかし、エリーからは返事がない。

 狭いので、隣に寝られたら柔らかな胸が当たるだろうし……エリーの体がどこもかしこも柔らかそうで、気になって寝られそうにない。

 仕方なく、少し布団から出て隣で寝ようとした。だが、エリーに見つかると、腕を引っ張られて布団に戻され、寝かせられた。

 エリーが、まるで母親が子供に接するような表情と口調で、「ユウさん、風邪をひいてしまいますよ。ちゃんとお布団で寝てくださいね」と心配してくれるのはありがたい。だが、女性に免疫がない俺にはハードルが高すぎる。

 同じように布団から少し出て寝ることを繰り返していたら、しまいにはエリーに腕を組まれながら寝ることになってしまった。腕を組まれることで、エリーの柔らかな胸の感触が、さらに鮮明に伝わってくる。これじゃ気になって眠れない。

 寝るのを諦めて隣で眠るエリーを見ると、さらに驚くことに彼女は自分の枕ではなく、俺の枕で寝ていた。彼女の顔はとても近く、月明かりの下でさえそのまつげが見えるほどに密着している。手を動かせば、その手の甲に当たる柔らかなお腹の感触が伝わってくるし……。

 これ、ある意味、俺にとっては罰ゲームだぞ。隣で寝るエリーは不安で震えていたが、俺に抱きついて安心したのか、スヤスヤと寝息を立てて眠ってしまった。

 どうせ寝られないのなら、こんなに間近で美少女の顔を見られる機会はないだろうと思い、月明かりに照らし出されたエリーの可愛い顔を見つめて癒やされていた。

 ごそごそとエリーが動くと、さらに密着してきた。すると、俺の頬にエリーの頬がぴとっとついた。エリーの柔らかく、すべすべの頬の感触が伝わってきた。

 これは……寝不足になり体に悪そうだが、心は癒されるな。

 ——それは、ここまでだった。さらに、寝ているエリーに抱きつかれると、太ももまで俺の上に乗せてきた。まるで俺が抱き枕だと勘違いしているかのように。

 完全に美少女に抱きつかれた状態で、エリーの柔らかな唇が俺の頬にぷにっと触れる感触が伝わり、胸の柔らかさが俺の胸に感じる……。エリーの唇がむにゅむにゅと動き、さらに押し付けられた。「うぅ〜ん……ユウさん……むにゃむにゃ……。おいしいです……」と可愛い寝言を言っていた。

 これまで……村で見かけた可愛い子を思い出し、一人夜寂しく息子を扱(しご)いていた。それが今、隣の美少女が俺に抱きついている!? しかも寝ぼけてとはいえ、俺の頬にキスをしてきている……。

 ムクムクと息子が大きくなり、履いていたトランクスのような下着から元気良くプルンと息子が飛び出した。

 わっ。えぇ……これ、どうすれば!? 息子を仕舞おうと動くと、エリーを起こしてしまうかもしれないし……。この状態でエリーが起きたら俺は終わるんじゃないのか? いや……俺は何もしていないからな……! ただ仰向けに寝ているだけだぞ。と自分に言い聞かせた。

 そんな状況に慌て、テンパっている俺をよそに……エリーが足を動かし、俺の息子にエリーの柔らかくすべすべした太ももが触れた。エリーのすべすべな太ももに息子が擦れると、亀頭を刺激され快感が走り、身体が勝手にビクッと反応してしまい……そのまま射精をしてしまった。

 ヤバい……気持ちよすぎる。頬に伝わるエリーの柔らかな唇の感触と甘い吐息に、胸の柔らかさに興奮が最高潮に達した……。さらに息子を刺激する太ももの感触を感じ、俺は微妙に腰を動かし快感を感じつつ、エリーの太ももに押し付け射精を続けた。

 射精が終わると我に返り焦った。どうするんだ……これ。布団とエリーの太ももに、盛大に射精してしまったぞ……!? と心の中で焦って考えていた。

「ぅんっ……」とエリーが呟き、唇を押し付けて抱きついてくる。やめてくれ……と思いつつも体は素直に反応し、息子が再び元気になってしまう。射精で息子とエリーの太ももがニュルニュルと擦れ、快感が再び訪れた。

 エリーを起こさないように……俺は腰を動かし、彼女の太ももへ押し付けて擦った。隣ですやすやと眠り、俺に抱きついているエリーの甘い香りと柔らかい体の感触が、俺の興奮をさらに煽る。

 抱きついていたエリーの手が、俺の胸の乳首をピクピクと刺激し、たまらず2回目の射精をしてしまった。悪いとは思いつつも欲望には勝てず、頬に押し付けられた唇の方へ顔を向けた。すると、柔らかな唇の感触が俺の唇と重なった。

 ちゅぱちゅぱとエリーの唇に吸い付き、その感触を味わう……。唇を舐めていると、エリーの唇から柔らかく小さな舌が這い出てきて、俺の舌と触れ合った。ヤバいと思いつつもその舌に吸い付き、絡め合わせながら射精を終えた。

 罪悪感が押し寄せてくる……。これで……何もしていないとは言えないよな。

 その時、エリーが寝返りをした隙に布団から抜け出し、着ていた服を脱ぎ、そっとエリーの太ももと布団を拭いた。

 あまり眠れずに朝になってしまった。

―――◇―――◇―――◇―――◇―――◇―――

 ユウは前世でも女の子との交流がなかったため、エリーとの接し方に困っていた。

 どう接すれば良いかを考えても分からず、過去……というか前世の記憶を思い返しても、良い思い出はなかった。

 中学1年生の頃、些細なことで学校を休んだのがきっかけで、学校に行けなくなった。特段いじめられていたわけでもなかった。

 ただ2、3日学校を休んで家でゲームなどをして楽しんでいたが、それが1週間もすると、もう学校に行かなければと思いつつも、行きづらくなってしまった。

 当時、両親は共働きで、すでにスマートフォンが普及していた。アプリを使って学校に欠席届を出せるようになっており、子供でも簡単に送ることができたのだ。

 両親にバレたのは、学校を休み始めてから2週間後のことだった。

 その後も引きこもり生活を続け、中学を卒業した頃に勇気を出して出かけた先で、何かが起きて死んだらしい。具体的なことは覚えていないし、転生した時点でもはや重要ではない。

 それよりも、引きこもり生活でインターネットから得た趣味のサバイバル生活に関する知識は、今、大いに役立っている。引きこもっていた時間は決して無駄ではなかったのだ。むしろ、学校で習うことよりも、インターネットで得た知識の方が役立っているという事実がある。あの、学校に行けないという罪悪感と将来への不安を抱きながら過ごした辛い日々は、決して無駄にはならなかったのだ。

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